Case Study

「妻権の侵害」

妻が夫と離婚をしようと考え、離婚調停のために夫婦の戸籍謄本を取り寄せたところ、戸籍には夫が認知していた別人の子供の記載があった。妻が驚き調べてみると、夫には他に女性がいて、その女性が子供を生み、その子がいつの間にか夫婦の戸籍に入っていた、という事例があります。
妻の権利は、夫に対して貞操を要求する権利であり、その権利を夫と相手方の女が共同で侵害しているという理由で、女性に対する慰謝料請求が認められます。その際、①夫婦の婚姻期間とその破綻の状態・原因、②その女性が夫と交際したきっかけ(例えば夫が独身と偽ったなど)、③その女性と夫との交際の程度(同棲までしているかなど)と期間、等を考慮して慰謝料の金額がきめられます。判例では、(上限で)300万円ないし500万円程度のものがあります。
また逆に「夫権」もあり、妻が男をつくって家を出て、帰ってこないような場合には、夫からその男に慰謝料の請求が認められます。